
目次
愛知県蒲郡市のいわゆるごみ屋敷条例に関して

蒲郡市の情報調査・立入
ゴミ屋敷に対し、必要な情報を集めるための立入が可能になりました。 果たしてゴミ屋敷なのか、住居者が自ら問題を解決する意思があるのかなどを調査し、具体的なアクションの判断材料取ります。蒲郡市のゴミ屋敷への支援
ゴミ屋敷は住居者だけでは問題解決が難しい現実があります。 そこで、問題解決の意思のある住居者に対しては蒲郡市、関係機関、地域が協力しで支援を行います。蒲郡市の指導・勧告、命令・指名の公表や代執行
ゴミ屋敷改善のために指導を行いますが、指導に従わない場合、勧告が可能になりました。 しかし勧告に従わない場合、より強い効力のある「命令」が可能になりますが、命令にも従わない場合、氏名の公表や過料の徴収が可能になります。 さらに命令にも従わない場合、行政代執行が可能になります。 代執行は、ゴミ屋敷に侵入し、堆積物、つまりはゴミの撤去を強制的に行うことです。 また、その際の費用は基本的に住居者負担となり、支払いに応じない場合には税金同様、強制的な徴収が可能です。蒲郡市のいわゆるごみ屋敷条例、適正な運用のために
蒲郡市のいわゆるごみ屋敷条例に関しては、審議会が設置されています。 審議会は有識者によって組織されたもので、行政だけで勝手に進めることがないよう、審議会の意見を聞いてことをすすめます。 ちなみに審議会は蒲郡市長に意見を述べることが認められていますので、仮に審議会が行政代執行に反対した場合、代執行の実行は難しいでしょう。2021年、愛知県初の行政代執行

1日で終わらなかった蒲郡市の行政代執行とゴミ屋敷化の理由
ゴミ屋敷には多くのゴミ・荷物など堆積物がため込まれていたことから、1日だけでは終わりませんでした。 5月18日の開始から、5月21日までかかったとのこと。 それだけ多くのゴミに囲まれた生活を送っていたのです。 自力での解決は現実的には不可能だったことでしょう。 住居人である69歳男性によると、売るために古着を集めていたものの、売れなくなってきたことで溜まってしまっていき、片付けも追いつかなくなっていたことから、ゴミ屋敷化が進んでしまったとのことです。行政代執行は「それから」が大切
全国的に見ると、2018年に神奈川県横須賀市でも行政代執行が行われました。 しかし、このゴミ屋敷は行政代執行後、再び住居人がゴミを溜め込んでいるようです。 つまり、行政代執行ですべてが終わるのではなく、その後の生活指導・改善も大切です。 蒲郡市としても、維持してもらえるよう働きかけや支援を行うとのことです。蒲郡市での行政代執行の費用
蒲郡市で行われた行政代執行の予算は400万円。 もちろんこれは税金から支払われるのではなく、住居人である69歳男性に直接請求されます。 もしもですが、費用に対して延滞や不払いがある場合には、他の税金同様、強制的な徴収権限を持っていますので、督促や強制徴収が可能です。愛知県蒲郡市のゴミ屋敷問題にみる、ゴミ屋敷の問題点と予防法

毎日できる限り掃除・整理整頓を行う
ゴミ屋敷に共通しているのは、ゴミが増えることで次第にゴミ屋敷となる点です。 これは自然の摂理なのですが、増えたゴミをその都度処分していればゴミ屋敷化を防ぐこともできます。 そのため、掃除や整理整頓はこまめに行いましょう。定期的に行っている人は多いかと思いますが、定期的に行う場合、掃除・整理整頓を行うまでに想定外のゴミが溜まってしまうと、掃除・整理整頓のモチベーションが低下してしまいます。 また、ゴミが増えて部屋が汚くなり、かつ汚い部屋に慣れてしまうと掃除の必要性を感じなくなります。 綺麗な部屋であれば少しの汚れも気にならないものですが、汚れている部屋が多少汚れたところで気にならないのが人間心理。 ゴミの無い部屋にゴミが出れば気になりますが、ゴミで散乱されいている部屋に、ゴミが少し増えたところで何も思わないのもまた、人間心理なので、ゴミを増やさず、常に綺麗な状態を保つことが大切です。相談してみる
ゴミ問題で悩んでいるようであれば、まだまだ事態が深刻化する前に、不用品回収業者等に相談してみるのも良いでしょう。 行政代執行でかかる費用は行政の言い値です。 しかし問題が深刻化する前に不用品回収業者に相談すれば、行政代執行で請求されるよりも断然安い金額で部屋の掃除、不用品回収が可能です。 ノウハウの豊富な業者であれば、ゴミ問題に関して様々な相談もできます。 ゴミの問題は友人や知人はおろか、家族にも相談しにくいものですが、不用品回収業者であれば親身に相談に乗ってくれることでしょう。最後に
